物語と手をつないでく

読んだ本について書いています。海外小説が多いです。

マノン・レスコー アベ・プレヴォー 1731 フランス

椿姫にでてきた物語。
この本は非常に読みやすい。なぜなら、描かれている感情が一つしかないからである。恋の激情 その感情しか書かれてない。それだけで成り立っている物語。
話しの構成も単純で、主人公二人のやっている事は、一緒に暮らす→なにか事件が起こる→つかまる→逃げ出す→一緒に暮らすを繰り返すのみ。そして、最後にどうにもならなくなってアメリカに追放される。