物語と手をつないでく

読んだ本について書いています。海外小説が多いです。

2006-11-13から1日間の記事一覧

愛の続き イアン・マキューアン 1997 イギリス

上手な本。構成は考え抜かれているし、人物の心象描写は痒い所に手が届くよう。細かい心のヒダがネチネチと描かれている。そして、最終的に表面に表れる文章はここに至るまでの苦労をまったく感じさせず、ツルツルッとしてて読みやすい。 読みやすいけれど、…

ガタラの豚 中島らも 1993 日本

電車乗り越しました。しかも朝の通勤の電車を。 つまり、この本はエンタテイメントという事だね。一気に読みたい。 しかし、人が死ぬ、死ぬ、死ぬ。秋山ルイ先生まで死んだのは哀しかった。 バキリはなんで、あんなに人を呪いたがっているのかねー、それは最…