物語と手をつないでく

読んだ本について書いています。海外小説が多いです。

2009-02-28から1日間の記事一覧

13 古川日出男 1998 日本

エピソードの全てを回収しきれていない気はするけれど、それは処女作ということで。 読み始めたときは、話が全体として肯定の側へいくのか、否定の側へいくのかが分からず、手探りでどっちだろなーと探ってた。根底に流れているのは希望だったので読後感は良…

巨匠とマルガリータ ミハイル・ブルガーコフ 1929〜1940,1966 ロシア

政治的な色っていうものは、どうしたって、その当時を生きてなければガツンと伝わってこないけれど、おもしろさは残ってく。 はちゃめちゃ。この本はハチャメチャです。悪魔によって、小市民が翻弄されていく様は映像を思い浮かべるだけで、笑ってしまう程面…