物語と手をつないでく

読んだ本について書いています。海外小説が多いです。

アウステルリッツ W・Gゼーバルト 2001 ドイツ,(イギリス)

こっちの方が面白かった。語り口が端正でとても綺麗。読めない漢字(けど、意味は分かる)が幾つかあったのが悔しい。
しかし、ユダヤ人迫害(ホロコースト)という問題はヨーロッパ人の間に深く根をおろしているんだなぁと嘆息する。

この二冊の本は急に本が読みたくなって勢いで借りた二冊。
自分のアイデンティがないという事はとても辛い事なのね。それは昔から文学のテーマの一つではあるけれど。