2005-12-28 アウステルリッツ W・Gゼーバルト 2001 ドイツ,(イギリス) book こっちの方が面白かった。語り口が端正でとても綺麗。読めない漢字(けど、意味は分かる)が幾つかあったのが悔しい。 しかし、ユダヤ人迫害(ホロコースト)という問題はヨーロッパ人の間に深く根をおろしているんだなぁと嘆息する。この二冊の本は急に本が読みたくなって勢いで借りた二冊。 自分のアイデンティがないという事はとても辛い事なのね。それは昔から文学のテーマの一つではあるけれど。